2015年07月01日

小谷村ランニング。

 信州は、小谷村
 山間の深緑に包まれた平穏、長閑な村。
 冬は、信じられない位の雪が積もり、人々の生活は困難を極めるが、
 春になれば雪が解け、鮮やかな緑と生命力に溢れ、
 春の訪れを、心の底から喜べる場所。
 そんな小谷へ遊びに行った。
 昼は、渓流釣りを軽くしたり、
 よくわからないままに、山菜を採ったりして、
 夜は、山菜の王様といわれる「うどぶき」をいただき、
 小谷温泉の鉄の香りのする、湯量が豊かな温泉につかった。
 まあ、久しぶりにゆっくりする。

 で、そんな幸せな夜の次の朝は、走ります。
 さらに嬉しいことだ。
 宿は、見渡す限りの山の中。
 宿以外に、何もない。自然はあるけども。
 地図を見ても、特段のランドマークもないので、
 適当に山の方へ走り出す。
 5k程登り坂が続く。
 最近のトレーニング不足のせいで、とにかく身体は重い。
 なので、ゆっくり、じっくりと走る。
 ウグイスが鳴いている。
 美声。
 他に知らない鳥の声が響く。
 美声。

 小谷村は、昨年11月、大規模な地震があった。
 震度6以上。
 雪が深いので、復旧作業もままならず、まだ、地震の傷跡が残っている。
 道路が陥没していて、そこから遥か下の渓流まで、がけ崩れ。
 というような所が、多々ある。
 一体、どうやって修復したらいいのだろう。
 東京オリンピックに500億円投入とか言ってないで、
 小谷村などの復旧にお金を使うべきではないか。
 道路が復旧しないと、生活もままならない。

 山間のランニングコースには、何もない。
 建物も、広場も、公園もない。
 ただ、自然が広がっている。
 人もいない。
 その中を、走る。
 静かでいい。
 しばらく走ると、雨飾山が突如として見えた。
 山間にあって、尖った山容は威厳がある。
 雨飾山は、日本100名山のひとつ。
 今回は、登ることができないけど、
 いつかチャレンジする日も来るかもしれない。

 さらに進むと、水芭蕉の湿地帯があった。
 朝日が差しこみ、幻想的に、光のカーテンが揺れている。
 朝から、一人でこんな景色を眺めていいものか。
 
 さらに走る。
 鎌池
 小谷村の奥。標高1190m。
 ブナに囲まれた太古の池。
 静寂の湖面に青空。
 なんと美しい景色なのか。
 なんと澄んだ景色なのか。
 ホント、人がいなくて、このまま静かに消えて
 しまいそう。

 帰りは、下りを一気に駆ける。
 が、ヒザの力が弱くなっている感じがする。
 宿に戻り、露天風呂
 そして、山菜を中心とした朝ごはん。
 なんだか、実に、健康的だ。幸せだ。

 そんな、雄大で優しい自然とお湯と食材に囲まれて
 走った12kの小谷ラン。
 何もない所と、言ったら怒られる。
 また走るつもりだ。

 
 
posted by hide at 11:46| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読んでいて情景が浮かぶhideさんのラン日記、いつもながらいいですね。
こんな誰もいない自然の中を走るなんてすごく贅沢。早起きは三文の徳ですね。
Posted by レイ at 2015年07月01日 12:15
>レイさん
ご無沙汰しております。

いやしかし、今思い返してみても、人の気配がまるでない自然の中を、走らせていただくっていうのは、贅沢なことでした。
ホント、気持ちよかったです。
レイさんも、是非、機会があったら行ってほしいです。誰もいませんから。w
Posted by hide at 2015年07月02日 21:12
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