2015年05月20日

熱海ランニング。

 春の熱海を、走る。
 夜明け前、ホテルを出て、勝手気ままに走る。
 イエイ。
 
 近くに伊豆山神社があるという。
 なら行ってみるかってな感じで、走っていくと
 すぐに伊豆山神社に着いた。
 何の知識もなく行ったのだけど、この伊豆山神社は、
 かの源頼朝が創り、かの豊臣秀吉が滅ぼし、
 かの徳川家康が再興した、なんだかオールスターな神社だった。
 放つ社のオーラは、なんの霊力をもたない私を、厳粛にさせ、
 背筋が伸びさせ、手を合わせさせた。
 伊豆山神社は、山の中腹にあって、そこから
 海に向かって、権現坂(神の道)と呼ばれる、参道が伸びている。
 400段以上ある階段になっていて、私は、
 一気に駆け降りた。
 イエイ。
 
 駆け降りた場所には、「走り湯」という
 温泉が噴き出ている横穴式源泉があった。
 トンネルの中で、グワングワンとお湯が湧きでているのだが、
 靄で見えない。
 けど、サウナのように熱く、気持ちいい。
 地球のエネルギーを、直に感じつつ、ランは続く。
 そして、夜明け。
 茫洋と広い相模湾に、朝陽が昇っていく。
 オレンジ色のグラデーションと太陽。
 熱海には、かの源頼朝が「走り湯」につかりながら、
 朝陽を見つめ、源氏の再興を誓ったという伝説が残っている。
 そんな気持ちで眺めながら、走る。
 
 135号を、熱海サンビーチの方へ行き、
 「金色夜叉」の貫一とお宮の像を眺める。
 陽光に照らされた、お宮を蹴りつける貫一は、
 なんだか迫力がある。
 実は、「金色夜叉」を読んでないけど、
 いろいろな事情があったのだろう。 
 熱海は、目前に、相模湾の大海原が広がるが、
 陸地は、基本、坂の街だ。
 熱海サンビーチのあたりは、平らだけど、
 他は、市役所も、消防署も、飲み屋街も、ホテル街も、土産通りも
 坂道にある。
 サンビーチを後にしたら、基本は、ホテルまで坂道だった。
 エイ、エイ、エイと、何とか走り登る。

 が、しかし、何を思ったか、また下り、
 先ほどの伊豆山神社の権現坂を、一気に駆け上がることにした。
 イエイ。
 なんだか、頼朝のパワーらしき感じがみなぎっているのさ。
 イエイ。
 と思って、走り上ったけども、やはり400段以上の階段。
 途中で歩く。 
 弱い。
 もっと鍛錬が必要か。
 頼朝のパワーも、ここまでか。
 
 という感じの徒然、熱海ラン12.5k。
 ホテルに帰って、海を眺めながら、サウナに入ったけども、
 なんだか、それが、また、とても気持ちよかった。
 広がる海が綺麗で穏やかなのは、格別なのだけど、
 走って、更にサウナで汗を流すという行為が
 どういうわけか、誠に気持ちよかったなあ。
 頼朝のパワー。
 
 まったく、有難うございました。

 


posted by hide at 20:12| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする